PROFILE
会計専門学校を卒業後、上京し新卒で2022年に入社。
実家が自営業をしているため、子どもの頃から税理士は身近な存在でした。何事にも的確にアドバイスする姿にずっと憧れを抱いていて、いつしか「自分も税理士になりたい」と思うようになっていました。
生まれも育ちも山口県ですが、一度は大きな世界を見るべきと考え、専門学校卒業後は地元を離れることを決意しました。
就職活動では専門性が高い事務所を軸に探し、その中で出合ったのが当法人です。SPCなど特殊な税務に関われること、また数十億円規模の大きな案件に携われることに興味を持ちました。
また、パートナーが多数在籍し、それぞれがコンサルティングファームをはじめ各業界で活躍したプロフェッショナルであることも志望した理由です。いわゆる“一人税理士事務所”とは違い、多様な分野の知識が蓄積されている点に魅力を感じました。
遠方だったためまずWeb面接を行い、その後に職場見学を兼ねて2日間ほど体験入社させていただきました。税金の申告書作成など実務に触れたことで、「こんな流れで仕事をするんだな」と働いた時の姿をイメージできたのは大きかったです。
夕食にも連れて行っていただいたのですが、緊張感ある勤務中とは打って変わってフレンドリーな雰囲気だったのが印象的でした。オンオフの切り替えがはっきりしている社風を感じたことも入社への後押しになりました。
入社当初は帳簿の作成を任せてもらいました。それまでは架空の資料しか見たことがなかったので、初めて本物の資料で会社のお金の流れを把握した時は、とても新鮮な気持ちになったのを覚えています。
一方で、学校で勉強した知識を活かしていたところ、上司に「それは違うよ」と指摘されることも多々ありました。座学の知識だけでは通用しないとわかったのもまた大きな気づきでしたね。
今年で2年目を迎え、現在は法人の税務業務やRPAツールの導入などを担当しています。最近では数十億円規模の大型案件を扱うことも増えました。新しい事業が生まれていく様子を間近で見られるので、刺激があって本当に面白いです。地元ではまず得られなかったことだろうと思います。
実務では自分の判断がクライアントの納税額を左右するので、学生時代とは比べ物にならないプレッシャーです。2年目に入った今では、知識と経験を上手くかけ合わせ、適切な判断ができるようになったと感じています。先日は、資料を精査したことで、クライアントの消費税納税額を10%減らすことができました。ずっと勉強してきたことが役に立ったので、やりがいもひとしおでしたね。
税理士資格取得に必要な5科目のうち3科目合格しており、今は残りの2科目合格に向けてオンライン講座を受けながら勉強しています。全力で打ち込んでおり、平日は帰宅後寝るまでずっと勉強し、通勤時間や昼休みにも必ずテキストを開いています。もはや仕事以外の時間をすべて勉強に費やしているといった感じです。
当法人の規定勤務時間は9時〜17時半ですが、申請により調整できるため、今は8時出社としています。これならば残業が1、2時間発生しても帰宅後にちゃんと勉強できるので何かと安心です。
当然ながら学生時代より勉強時間の確保は難しいですが、職場に現役で活躍する税理士がいることで、自ずとモチベーションが上がります。税理士を目指している若手が多く、「〇〇さんは何科目合格している」というのがわかるので、追いつけるように頑張ったりと、切磋琢磨できる環境もプラスに働いていますね。
また20〜30万円はかかる税理士登録費用が会社負担となり、さらに試験日は特別休暇制度を利用することが可能です。税理士試験を目指す社員への福利厚生が手厚いことも支えになっています。
体験入社で感じた通り、勤務中はほどよい緊張感がありますが、オフタイムはとても穏やかな雰囲気でメリハリがついた職場です。オンオフの切り替えがはっきりしているのも当法人の魅力だと感じます。
定期的に食事会も行われており、普段はなかなか行けないようなお店にも訪ねられるので毎回楽しみです。先日は高級中国料理店で鴨の舌など珍しい食材を食べました。上司や先輩からは面白い話もたくさん聞けて、充実した時間でしたね。
税理士試験に合格することはもちろん、社員から頼られる存在になることが今後の目標です。「前野に聞いたら何でも解決する!」と言われるようになりたいです。
さらにもっと勉強して知識の幅を広げ、税以外に関してもアドバイスできるような、総合力のある税理士になりたいと思います。
Written in 2023