PROFILE
2014年に入社し、2020年に税理士登録。当法人では主として外資系日本法人のクライアントを担当。
不動産・太陽光ファンドをはじめとして多数のSPC業務にも携わる。
私が入社する2014年はまだ税理士試験の真っただ中であったため、当初は試験勉強メインの生活とするべくアルバイトとして入社いたしました。その後の正社員としての就職も視野に入れて就職活動を行う際、専門性の高さと事務所の規模感を重視して就職活動を行っておりました。
ひとえに専門性が高いといっても、一つの業務に特化していては将来税理士としての知識の幅が狭くなってしまうと考え、一般的な事業法人や個人事業主の業務もあり、かつSPCやM&A、国際税務などの特殊業務にも携われる当法人は魅力に感じました。
また当法人の事務所の規模感にも魅かれました。小規模事務所では自分の税理士としての考え方がその事務所に寄りすぎてしまうのではないか、大規模事務所では業務の一部しか担当できず業務の全体像を把握できないのではないかという不安がありました。その点当法人では複数の税理士が所属しており、それぞれの考え方や大切にしているものを感じられたこと、若手スタッフであるプリペアラーが全体を把握したうえで業務を行う体制であったため、1年間のアルバイトを経て正社員を志望しました。
正社員になってからは数多くのクライアントを担当させていただき、多い時で約40社程度のクライアントに関与しておりました。基本的に当時はすべてプリペアラーとしての業務を行っていたため、大変ではありましたが自らすべての業務をコントロールして進めていけるのは非常にやりがいを感じました。
また正社員になってからも税理士試験には挑み続けており、いかに勉強時間を確保するかを日々試行錯誤しながら生活をしてました。
早く税理士試験に合格したいという気持ちよりは、より正確で実用的な知識を身に着けたいと考えていたため、あまり焦ることなく仕事と勉強のバランスをとれていたと思います。
例えば消費税法の取り扱いなどは実務上常に問題になるので、座学より先行して実務を経験したからこそ学びをより深められたと思っております。
常に法令の根拠を考えながら実務に落とし込むことを意識し、かつ勉強時間の確保もすることで入社5年目で税理士試験に合格することができました。
今年で入社10年目を迎え、現在はマネジャーとして約60社のクライアントを担当しています。メイン業務はプリペアラーが作成した帳簿や申告書のレビュー、クライアントへのコンサルティング業務です。プリペアラーの指導育成も兼ねて、仕事の進め方や効率化についても適宜アドバイスしています。またSPCのクロージング業務やM&A、特殊な不動産取引をはじめ、スピーディーな対応が求められる案件は私自身で対応しています。
これらの税理士業務に加え、DX推進担当としてITソリューションの導入やWEBリニューアルなどにも関わっています。もともと新しいもの好きな性格なうえ、高校が情報系の専門課程だったこともあり、知識を幅広く活かせられていると感じています。マネジャーになってからは裁量が大きくなり、主体的に検討を進められる環境となりました。責任は大きいですが、その分楽しみながらやりがいを感じております。
さらに専門学校向けの企業説明会も担当することもあり、それがきっかけで入社するメンバーも増えているので嬉しい限りです。
当法人では税理士業務を行う際、根拠となる法令を調べ、しっかり読み込むことを習慣としています。当たり前のことではありますが、この習慣は社内全体に浸透しているため、税理士補助を行う方であっても税のプロフェッショナルとして仕事に向き合えているのも強みと感じます。アルバイトの方であっても会計事務所未経験の方であっても、同じように習慣となるように日々の業務を行っていますので、圧倒的に成長しやすい環境と言えるはずです。
またミーティングが頻繁に行われているのも特徴です。スタッフごとに担当クライアントが異なるため個々の状況が見えにくい一方、話し合いの場が豊富なことで、「一人で悩みを抱え込む」ということを防げていると思います。
さらに会社主催のパーティーやイベントが充実しているため、パートナーから新入社員までスタッフ同士の交流が盛んです。勤務中は静かであり、やや張り詰めた空気がオフィスに漂っている分、オンとオフのギャップがあるのも良い意味で魅力ですね。スタッフ同士の仲も良く、ゴルフやカラオケ、マラソンをしたりなど、社内イベント以外でも交流があります。
会計税務のプロフェッショナルとして、クライアントから信頼される存在になることが大きな目標です。インボイス制度や電子帳簿保存法などの大型税制改正にとどまらず、毎年の細かい税制改正も追い続け、常に知識をアップデートできるように心がけております。
私が担当させていただいているクライアントでは税務の知識に精通しているクライアントも多く、そのような方にも自信をもって説明できるように、小手先だけの知識ではなく、制度の趣旨や根拠の説明もできるような税理士でありたいと思っております。
また近年では税理士業界においてもAIをはじめテクノロジーの導入が急激に加速化しています。時代の波に乗り遅れないためにも、新しいソリューションはどんどん取り入れていきたいです。
税理士業務にしてもIT面にしても現状に満足することなく、あらゆる変化に柔軟に対応できるよう、日々アンテナを張り続けていきたいと思います。
Written in 2023