PROFILE
高校卒業後、簿記の知識を磨くため上京。その後2019年にメンターキャピタル税理士法人に入社。
幅広い事業法人の担当に加え、多数のSPCを担当。
商業高校の授業で簿記の面白さに目覚め、卒業後は会計系の専門学校に進みました。1年目で日商簿記検定1級に合格し、もっとステップアップしたいと考え、そこから税理士を目指し始めました。
当法人に入社したのは、働きながら税理士試験に合格した社員が多く、さらに資格取得に関する支援制度が充実していることが決め手です。
またトップの職位であるパートナーに女性がいることも大きく惹かれました。産休・育休を経て活躍されているので、性別に関係なくチャレンジできる環境と感じましたね。かねてより最先端のビジネスや幅広い業界と接したいと考えており、当法人ならば叶えられると思ったのもあります。
今年で入社4年目を迎え、シニアアソシエイトとして会計税務全般を担当しています。月次記帳や財務諸表の作成など携わる業務は多岐にわたり、またクライアントはIT系や飲食チェーン、SPCなど幅広いです。
ビジネスと会計税務は密接な関係にあるものの、その間には多少のギャップもあると思っています。そんなギャップを埋めることが私たちの仕事であり、やりがいでもありますね。
クライアントからアドバイスを求められた際は、より多くの選択肢を提供するように心がけています。とはいえ自分の考えを一方的に押し付けるのではなく、要望や気持ちを汲み取りながらコミュニケーションを取ることを意識しています。
会計税務の専門家としてクライアントをサポートするためには、ビジネスはもちろん、業界を取り巻く環境もしっかり理解する必要があります。そのためにも日々の情報収集や知識のアップデートは欠かせませんね。
税理士試験の受験科目は11科目あり、そのうちの5科目合格することで資格取得が可能です。私は専門学校在学中に3科目、入社後に1科目合格しており、今は最後の1科目合格を目指して、専門学校の夜間コースに通いながら勉強しています。
当法人の勤務時間は9時から17時半ですが、個々の状況に合わせて自由に調整できる制度があり、そちらを利用している形です。学校がある日は30分早めに出社し、17時に退社しています。講義は18時半スタートなので、余裕を持って移動できるうえ、その間に勉強もできるので時間を有意義に使えています。
また当法人は受講費用や税理士登録費用の補助など、税理士を目指す社員へのバックアップ体制が手厚いので、とても心強いです。受講費用の補助は就業年数に応じて異なりますが、入社4年目ですと全額が負担されるので、かなり大きいですね。また税理士試験当日は特別休暇を利用できるのも有り難いです。
当法人のクライアントは業種や業態が多岐にわたる分、他社ではあまり関わらない論点にも携わります。例えば“収用換地等の場合の所得の特別控除関係”は、専門学校では「実務では滅多に扱わない」と教わったのですが、弊社では直面する機会があります。
簿記のテキストの設問には参考にする資料が載っていますが、実際に申告書を作成する際は自分で収集しなくてはなりません。通帳や領収書、契約書など、何が必要かを考える必要があるので、やはり勉強と実務は別物です。入社当初はかなり苦労しましたね。
日々の業務では資料収集から申告書の作成まで一貫して行うため、座学では見えてこなかった気づきや学びが多々あります。税理士試験の勉強にも間違いなく活かせられていると感じます。
当法人では職位別、1on1などミーティングが頻繁に行われるのも特徴です。社員が自由に意見できる場があることで、社内全体の雰囲気が和やかになっていると思います。コミュニケーションも活発で風通しも良いです。
また、ミーティングで出たアイデアから新たな制度が生まれることも少なくありません。先日も、私の提案が社内の正式な業務フローとして採用されました。若手社員の意見も尊重されるところも大きな魅力と思います。
まずは税理士試験に合格することが直近の目標です。同じ道を志す他のメンバーの背中を押せればいいですね。
また税制優遇をはじめ多くの提案をクライアントに行えるように、情報収集にもさらに注力していきたいです。
昨今、税制は目まぐるしく変化しているので、自分から情報を取りに行く姿勢はとても大切です。日頃から国税庁や財務省のホームページをチェックしていますが、今後はセミナーなどにも積極的に参加して、有益な知識をどんどん得ていきたいと考えます。
Written in 2023